5年3組の教室で、「わたしのもちあじ」というテーマで授業が行われました。
人はだれでも自分に「好きではないところ」を持っていると思います。子どもたちも、いつもの自分を振り返り、書き出しました。「自己中」「自分のことばかり話してしまう」「言ってはいけないことでも聞かれたら言ってしまう」「なまけもの」などなど、子どもたちはたくさん書いていました。
しかしこの授業では、自分では好きでないところでも、言葉を変えてみると「いいところ」「強味」になるのではないか…ということを話し合いました。
「人にちょっかいをかけられると、ついちょっかいをかけ返してしまう」という発表に対しては、グループの友だちが、「みんなにちょっかいをかけられるということは、みんなから好かれている証拠だよね。そして、みんなと仲良しだからそういうことができあえるんだよね」と、答えてあげていました。みんながみんなを認め、自分の好きではなかったところを、友だちに言葉をかえてもらったことで、クラス全体が温かな雰囲気になりました。
グループ内で話し合う姿勢、発表の仕方、友だちの意見に共感する姿勢…子どもたちは、温かな雰囲気のなかで、全員が授業に参加できていました。